グアテマラ、ホンジュラスの重要遺跡で、ゲノム解析用の古人骨サンプルを採取 - 2023.09.16

更新日:2023.09.16


 9月3日から9月12日まで、本基盤研究(S)において核ゲノムの抽出を担当している金沢大学古代文明・文化資源学研究所の覚張隆史助教が、グアテマラ、ホンジュラスを訪問し、研究代表者の中村誠一、研究分担者の伊藤伸幸、市川彰から、考古学的情報の提供を受けつつ、グアテマラのティカル遺跡とカミナルフユ遺跡、ホンジュラスのコパン遺跡とエル・プエンテ遺跡およびラ・エントラーダ地域のその他の遺跡から出土した古人骨の側頭骨円錐部のサンプルを数多く採取しました。これまで、日本に搬送されたサンプルと合わせて分析が進むことにより、基盤研究(S)が進捗し研究目的の達成に迫ることが期待されます。今回のサンプル採取に関する詳細な内容は、追って本ページで報告します。

Tikal国立公園内リエゾンオフィスで、PTP(ペンシルバニア・ティカルプロジェクト)の古人骨サンプルを採取する金沢大学古代文明・文化資源学研究所の覚張助教とスタッフ 
写真1:Tikal国立公園内リエゾンオフィスで、PTP(ペンシルバニア・ティカルプロジェクト)の古人骨サンプルを採取する金沢大学古代文明・文化資源学研究所の覚張助教とスタッフ 

ホンジュラス、ラ・エントラーダ地域の研究所倉庫において、ラ・エントラーダ考古学プロジェクトの古人骨サンプルを採取
写真2:ホンジュラス、ラ・エントラーダ地域の研究所倉庫において、ラ・エントラーダ考古学プロジェクトの古人骨サンプルを採取


ホンジュラス、エル・プエンテ遺跡公園において古人骨サンプルを採取
写真3:ホンジュラス、エル・プエンテ遺跡公園において古人骨サンプルを採取

グアテマラ、人類学歴史学研究所倉庫において、名古屋大学の伊藤先生とカミナルフユ遺跡の古人骨サンプルを採取
写真4:グアテマラ、人類学歴史学研究所倉庫において、名古屋大学の伊藤先生とカミナルフユ遺跡の古人骨サンプルを採取